給付型奨学金は2017年に新設されたが、このたび、所得基準の緩和、給付額の増額に大きく踏み込んだ(現行制度はこちらをご参照 サイト内別投稿 )。なお対象校・対象者・給付段階の区分基準と給付割合・保有資産要件は、同時に新設された「大学等の授業料等の減免制度」と同じ( サイト内別投稿 ご参照)
ただし受給要件には、世帯の所得・資産のほかに、学生本人の学業成績・学修意欲もある
高校では原則として平均評定3.5以上、入学後は上位2分の1以上
また給付開始後に修学状況不適と判断されれば給付打切り、所得や資産要件が基準外となれば給付停止となる
給付年額 | |||
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大学 短大 専門学校 |
国公立 | 自宅 | 350,400円 |
自宅外 | 800,400円 | ||
私立 | 自宅 | 459,600円 | |
自宅外 | 909,600円 | 高専 | 国公立 | 自宅 | 210,000円 |
自宅外 | 410,400円 | ||
私立 | 自宅 | 320,400円 | |
自宅外 | 519,600円 |
通信制は一律51,000円
無利子奨学金との併用もできるが、貸与額は次の通り調整される
貸与上限-(授業料減免額+給付型支給額)
尚、有利子奨学金は本制度の影響を受けず、完全併用可能
授業料等減免と給付型奨学金は要件がほぼ一致しており、両方申請することにより減免は学校費、奨学金は生活費等に充当することで、高等教育における負担が相当に軽減されることとなる
詳しくは 日本学生支援機構のサイト