2024年12月より国民年金2号被保険者の一部についてiDeCo拠出限度額が改定される。すなわち企業型DC（確定拠出年金）またはDB（確定給付年金）のいずれか、または両方を採用している企業に勤務する者のiDeCo拠出限度額が
- 55,000円―企業型DC及びDBの企業拠出金額
- 20,000円
のいずれか低い方となる
上記DBには公務員の年金払い退職給付を含む
| 企業年金のない2号被保険者 及び3号被保険者 |
23,000円 （改定なし） |
| 企業型DCのみ加入者 | 改定なし （新基準通り） |
| DBまたは年金払い退職給付加入者（公務員） | 12,000円 （改定の影響を受ける） |
| 1号被保険者 | 国民年金基金・付加年金との合計で68,000円（改定なし） |
冒頭Aの規定に対応する形で限度額いっぱいを拠出している場合、企業の拠出額変更により、iDeCoの拠出限度額が変わるが、その対応として次の2つのパターンが想定される
- 企業型DCやDBの企業拠出金増額により、iDeCo拠出限度額が減額となる場合
➔ 自動的に拠出額が減額される（手続き不要） - 企業型DCやDBの企業拠出金減額により、iDeCo拠出限度額が増額となる場合
➔ 拠出額を増やしたい場合は、国民年金基金連合会に申込みが必要
