住宅取得プランニング
住宅を取得するか、賃借を通すか、という選択は生涯を通した家計に大きな影響を与えます。ですから「いつかは自分の城を」という慣習的な先入観に囚われていないか、持ち家の良い面のみを見ていないか、白紙状態に戻って見直してみましょう
つまり「マイハウス」にはいろいろと夢を描くものですが、様々なデメリットもありますから、それを認識した上での取得をお奨めします
<持ち家のデメリット>
- 家族帯同の転勤では賃貸または管理の問題が発生
- 近隣トラブルが発生しても転居困難
- メンテナンス・リフォームの費用が発生
- 家族構成の変動に対応しにくい
- 介護施設入居時に管理・処分の問題が発生
- 分割困難のため遺産相続においてネックとなる
さらに重大な決定要因が資金問題です。取得した場合としない場合のキャッシュフロー表をそれぞれ作成し、無理がないか、トータルとしてどちらが望ましいか検討します。なおその際、下記の点にご留意ください
- 外構・設備費や諸費用も含めること
- 当初は固定金利で算出すること
- 様々なリスクを考慮した計画とすること
そして取得を決断したら、銀行選びや返済方法の検討など細部を詰めましょう。なお資金に多少の余裕があっても、無理をして早く完済しようとせず、、ある程度、余裕と柔軟性を持たせた返済計画を設定しましょう